パパの子育て参加を自然に引き出すコツ
〜「イクメン」が当たり前になる家庭の作り方〜

はじめに:なぜ「パパの子育て参加」が話題になるのか
近年、「イクメン」という言葉はすっかり浸透しました。
しかし現場のママたちの声を聞くと、「うちの夫は協力的だけど、積極的ではない」「手伝ってくれるけど、指示しないと動かない」という悩みは根強く残っています。
なぜパパの子育て参加はスムーズに進まないのでしょうか。
背景には、以下のような要因があります。
- 育児経験の少なさによる自信のなさ
- 「母親のほうが上手にできる」という先入観
- 仕事の忙しさや時間の制約
- 家事・育児のタスクを“自分ごと”として捉えにくい文化的背景
この記事では、ママが「頑張ってお願いする」スタイルではなく、自然にパパが関わりたくなる環境づくりのヒントをご紹介します。
目指すのは、「イクメン」という肩書きではなく、家庭の中でごく自然に子育てを担うパートナーです。
第1章 「イクメン」の本質を理解する
1-1 イクメン=育児を“手伝う”人ではない
「イクメン」という言葉が出始めた頃は、「育児をする男性」という新鮮さが注目されました。
しかし、子どもは夫婦の子どもであり、育児は“本来二人の仕事”です。
育児を「ママのサポート」ではなく、「自分の役割」と捉えることが、パパ参加の第一歩。
この意識転換がないままでは、どれだけ工夫しても「言われたからやる」受け身の姿勢にとどまってしまいます。
1-2 肩書きより日常
SNSでは「イクメンアピール」が話題になることもありますが、日々の暮らしの中で地味な作業を淡々と続けられるパパこそ、本当の意味でのイクメンです。
派手なイベント参加より、毎日のオムツ替えや寝かしつけが家族の安心感につながります。
第2章 自然にパパを巻き込む「環境設定」
2-1 役割を“最初から共有”する
出産後、「手が足りないからお願いする」形になると、どうしても“手伝い”感が強くなります。
妊娠中から一緒に育児計画を立て、「この時間はあなたがミルク、この時間は私が寝かしつけ」など具体的に役割を決めておくと、スタートから主体性が生まれます。
2-2 情報格差をなくす
ママが産休・育休中に得た情報をパパが知らないと、判断力や提案力に差がつきます。
健診や保育園見学などは可能な範囲で一緒に参加し、情報を共有しましょう。
チャットやノートアプリに育児記録を残すのも効果的です。
2-3 やり方の違いを許容する
ママとパパでやり方が違っても、それは「間違い」ではなく「個性」です。
例えば寝かしつけの時間が少し長くても、抱っこの仕方が違っても、それがパパの“持ち味”になることもあります。
指示やダメ出しより、「ありがとう」「そのやり方もいいね」と肯定的なフィードバックを。
第3章 関わりたくなる動機づけ
3-1 成功体験を積ませる
人は得意なこと・褒められることには積極的になります。
パパが「これならできる!」と感じられるタスクを任せ、成功体験を積ませましょう。
例:沐浴、離乳食の温め、休日の外遊びなど。
3-2 「任せる」勇気を持つ
ママが見ているとつい口を出したくなりますが、あえて席を外してパパに任せることで、自分なりのやり方を模索できます。
任せられた経験は責任感や自信につながります。
3-3 感謝を言葉にする
「助かった」「ありがとう」と言われると、人は「またやろう」と思います。
特に男性は成果に対するフィードバックがモチベーションになりやすい傾向があります。
第4章 家庭外のサポート活用
4-1 パパ向け育児教室やイベント
自治体や企業主催の「パパ育児教室」は、他の父親との交流や実践的な学びが得られます。
仲間ができることで「自分も頑張ろう」という意欲が高まります。
4-2 家事・育児代行サービス
全部を夫婦で抱え込むと疲弊します。
必要に応じて外部サービスを利用し、パパの育児参加を“精神的余裕のある状態”で進めることが大切です。
第5章 長く続く「共同育児」のために
5-1 “お手伝い”から“共同経営者”へ
育児を「二人で経営するプロジェクト」と捉えると、役割分担や進捗管理の意識が高まります。
子どもが成長するごとに仕事の内容は変わりますが、パートナーシップは持続的に強化していけます。
5-2 感情の共有を欠かさない
忙しいと会話が「連絡事項」だけになりがちです。
週に一度は、育児の喜びや悩みをゆっくり話す時間を確保しましょう。
感情の共有は夫婦の信頼関係を深めます。
おわりに:イクメンの次のステージへ
「イクメン」という言葉は、子育てに参加する男性を肯定的に評価するために生まれました。
しかし本来は「特別なこと」ではなく、夫婦が自然に子育てを分かち合う社会が理想です。
パパを自然に巻き込み、主体的に動ける環境を整えれば、ママの負担は軽くなり、子どもにとっても安心感のある家庭が育まれます。
これからは「イクメン」という称号を超え、**家族の中で当たり前に存在する“育児パートナー”**を目指しましょう。
マタニティ&ベビーフェスタ大阪2025では、パパの育児への参加を支援する団体が参加しています。

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